今回は会議室で見られるパワハラ行為をご紹介します。
心当たりがある方はいざというときのために、録音の音声データを残しておくことをおすすめします。
Index
身体的な攻撃
暴力、または暴力を連想させる行為
- ビンタ
- 殴打
- ネクタイを引っ張る
- 身体を押す
直接的な暴力行為はもちろんパワハラ・傷害に該当する可能性が高いですが「会話中に机を叩く」「デスクや椅子などを足で蹴る」「扉を強く締める」など
相手に直接的な暴力行為を行っていなくとも、一般的に見て威圧的な行為もパワハラになってしまう可能性があります。
このような暴力行為は突発的で一瞬の出来事なので証拠の確保が難しいですが音声を録音している場合は「どうして今ネクタイをひっぱったのですか?」「今の流れで机をたたくような必要性はありましたか?」というように「質問→誰かの反応」が音声データに残るようにすると後々の立証の可能性が高くなります。
音声での記録を行っていない場合は証人の確保と、証言の意思確認をしておきましょう。
身体的な攻撃
精神的な攻撃は発言を伴うことが多いですが、中には所有物を意図的に隠したり汚すような行為もあります。
そのようなことが発生したら画像や音声データでの記録・監視カメラの確認をしましょう。
もしそれが不可能な場合は日記の様なものに「起きたこと」「どう感じたか」「頻度」を記録をしておきましょう。
同僚の前で叱責する、吊るし上げ行為
会議室など他の社員がいる前での叱責・罵倒を含む、いわゆる「吊し上げ」と呼ばれる行為もパワハラとなる可能性があります。
業務において上司が部下を指導することが必要な場合もありますが、周りの人の邪魔になりますので指導する側は圧迫感がなく、誰もいない場所で注意を行う配慮が必要です。
嘲笑
特定の個人が発言する際、嘲笑など相手を馬鹿にするような態度を取り、本人や周囲が笑っていたとしても、された本人が精神的に苦痛を感じた場合にはパワハラになる可能性があります。
長時間に渡る叱責
必要以上に長時間の叱責はパワハラとなる可能性が非常に高いとでしょう。
業務上のミスなど指導が必要な場合も
- 時間の妥当性
- 同じ内容を何度も繰り返す
- 怒声
- 「自分で考えろ」→「勝手なことをするな」のようなどうしようもない質問や指導
などがないかに着目しましょう。
また、長時間の正座や直立不動の強要がないかも大切なポイントとなります。
怒声や屈辱的なあだ名
怒気を含む声は人に恐怖を与えたり反抗心を煽るだけでなく、聞いてる人の集中力を阻害します。
また「おばさん・おじさん」「眼鏡」「豚」のような本人の尊厳を無視した屈辱的なあだ名もパワハラの可能性があります。
虚偽の報告
あなたを「なんとか貶めてやろう」と虚偽の報告を行う人間がいます。
虚偽を暴ける証拠があり証明することができれば、あなたを守りつつ報告者の信用が下がりますので重要な発言は記録に残しておきましょう。
人間関係からの切り離し
会社のイベント・会議に呼ばない
会社では飲み会や祝勝会など様々なイベントが行われていますが、ある社員だけ呼ばない、声をかけないと言った行為は「人間関係からの切り離し」の種類のパワハラに該当します。
また、業務に必要なミーティングや会議などに呼ばない・業務に必要な情報を共有しないこともパワハラに該当する可能性があります。
明らかに無視する
人は無視されると大きな精神的ストレスになります。
発言・問いかけなどに対して無視する行為も、発言を許可しない行為も典型的なパワハラです。
業務において必要なコミュニケーションを無視することはもちろん、直接的に業務に関する内容でなくとも無視した場合にはパワハラとなる可能性があります。
過大な要求
客観的に考えて無理なスケジュールの資料作成を命じられる
会議には資料の作成が付き物です。
もしあなたが現実的でない資料作成を頼まれたときは、嫌がらせの可能性があります。
突発的な会議を除いて、そのような命令は上司の嫌がらせかか、会社の業務の進め方に問題がある場合があります。
そのようなケースはいち社員が改善する余地は極めて困難なので、あまりにそのようなケースが続く時は転職を選択肢にいれた方がいいケースもあります。
過小な要求
明らかに不必要な会議に参加させられる
あなたが不必要な会議に参加させられるのは、上司が対応するべき対応を押し付けられている可能性があります。
本来の業務の進捗を阻害するような要請は、あなたを過少に評価している場合があります。
個の侵害
圧迫的な会議の構成
あなたの発言が許されないような状況を作り出したり、圧迫的なヒアリング・会議を行う場合はパワハラに該当する可能性があります。
オンライン会議での背景設定を認めない行為
オンライン会議において「背景を設定するな」と強要するのはプライバシーの侵害にあたる可能性があります。
よほど業務にふさわしくない背景ではない限り禁止することはできません。
上司が堂々と嘘をつく
本当に信じられませんが世の中には真っ向から嘘をつく人がいます。
そのような人は自分が追求されないように嘘に嘘を重ねます。
結果として責任転嫁やはしごを外される状況が発生し、苦痛な状況が生まれやすくなります。
この様な人の発言は書類やメールなどをこまめに形に残るよう記録として残しておくことが大切です。
まとめ
会議室において見られるパワハラ行為をご紹介しました。
いずれも記録として残しておくことがあなた自身を守るために大切となりますので参考にしていただけると幸いです。